2017年8月30日水曜日

奨学生プログラム交流会が開催されます


 『人を支援するということはなかなか難しい』と、災害支援でも国内の子ども支援でも感じた経験はありませんか?エクアドルの子どものための友人の会(SANE)は、1989年に会を設立した時にどういう会として出発するのか色々話し合いました。例えば、次のような疑問をお持ちの方はいらっしゃらないでしょうか
 *限られた数の子どもに特別の支援をすることで、社会の現状って変わるのだろうか?
 *それよりたくさんの子どもを支援することを考えた方が良いのでは?
 *どうやって支援する子を決めているのだろうか?
 *支援した子はどうなっているの?
 *奨学生と日本人会員の文通ってうまくいくの?
 SANEは今キト市とカヤンベ市という全く異なる環境の中高校生を対象に奨学生プログラムの実施しています。キト市は首都。面積も広いし人口も多いです。一方カヤンベ市は飯能市と同じくらいのサイズで人口8万人台の農山村の市です。ここにそれぞれ17人と18人の子どもたちがこのプログラムに参加しています。そして35組の奨学生と会員が毎月文通をしています。そして、このプログラムを現地で支えているのは他ならぬ卒業生たちです。
 SANEの奨学生支援は28年になりました。この間にどんなことがあったのか、上の疑問は私たち自身も常にぶつかって立ち止まって考えてきたことです。SANEの奨学生たちはその後の大学生奨学金貸与の返済率が高いこと、後輩支援の活動へ参加することも多いことでも知られています。なぜなのでしょうか。
 SANEや国際協力に関心を持ってくださる方はもちろん、関心がない方でも支援について考えて見たい方がいらっしゃれば是非ご参加ください。


2017年8月18日金曜日

パドリーノス・翻訳者へのアンケート結果

奨学生プログラム「パドリーノス・翻訳者へのアンケート結果」を掲載しました。
⭐️ SANEの文通事業は、毎月奨学生と日本の会員との間で行われています。
日本の会員は、ご希望によって一人の奨学生の文通相手となっていただくことになります。この会員を男性ならパドリーノ、女性ならマドリーナ(両方を合わせてパドリーノス)と呼んでいます。足ながおじさんのような感じですね。もちろん会員は日本人で、奨学生はエクアドル人ですから、使っている言葉が違います。そこで翻訳者の方が毎月手紙を訳してくださることになります。
  つまりこの事業は、毎月届く奨学生の手紙を読んで、それに返事を書くパドリーノスとそれを訳す翻訳者の継続した努力が必要です。その一方で手紙交換という活動はプライベートな活動でもあり、なかなか部会がサポートできない難しさもあるわけですね。
 このような事情から、今回奨学生との文通、および文通事業について、パドリーノスと翻訳者の率直な意見を伺い、より良い状況で文通して頂けるよう、アンケートを実施することになったのです。
  たくさんの皆さんがこれに応えてくださり、大変貴重な資料となりました。
いただいたご意見を参考に、「文通の案内」の改訂や文通事業の改善につなげていきたいと思っています。サネの会員に限らず、多くの皆さんにご意見をいただけたらありがたいです。
こちらをご覧ください。


2017年8月6日日曜日

SANEのためのコンサート開催される


昨日は六本木のフランシスカン・チャペルセンターでSANEのためのコンサートが開催され、多くの方々がおいで下さいました。
教会で開催されるコンサートはなかなか行く機会がないかと思いますが、こちらの教会は身近にコンサートが聴ける素晴らしい場所があり、出演者と観客が一緒に楽しめるコンサートとなりました。
出演は古代エクアドル生まれのペッカリーくん(実際に出土された土偶をモデルに作られたゆるキャラ)と大阪府枚方市からやってきたみっけちゃん(ダンスがとても上手なゆるきゃらで、フランスにも行ったようです!)、ファンタジージャズバンド、ゴスペルグループのみなさんで、ゆるキャラの楽しいパフォーマンスが質の高い音楽と共に提供されるという不思議な時間でした。ペッカリーはそのプロ級の歌声で知られていますが、昨日のコンサートでも素敵な歌声を聴かせてくれました。
開催にご苦労くださった森下さん、遠くからもおいでになった皆さま、素晴らしい演奏をして下さった出演者の皆さま、ありがとうございました!