2023年12月25日月曜日

ジョセリンの報告会を開催

 

12月17日にSDGs連続講座(主催:サネ、飯能市民環境会議、飯能まちづくりの会 飯能市社会福祉協議会助成事業、飯能市、飯能市教育委員会、飯能市国際交流協会、埼玉県国際交流協会会後援)の一環として行われたジョセリン報告会は、17人の小中高校の生徒たち、18人のサネ会員他市民
の皆さんの総勢40名ほどの会となり、初めて聞くエクアドルの話や飯能市で長く支援してきたサネの活動を知っていただき、今回元奨学生であったジョセリン・コヤゴがどのようにして栃木県のアジア学院に留学することになったのか、そして何を学んだのかという話を聞きました。
彼女は高校卒業後奨学金を得てホンジュラスに留学して農業を学び、帰国後サネのJICA事業の現地スタッフとして活躍。サネの給食が安価で栄養価の高いものであったこと、この事業を継続することの重要性を感じ、また先住民の多い地域での活動の中で力をつけたことなどがきっかけとなって、農村リーダー研修のためにアジア学院にくることになったのです。この中で、『チームで協力して活動すること』、『食料を自分たちで準備すること(自給自足の原則)』、『フードライフ(共に食べるものを作り、共に食事し、働く全ての人に感謝すること、そのプロセスで捧げられた命に感謝することを通して食べることと生活が結びつく)』を学びました。
また、その土地の資源をくまなく使い、無駄を出さないことや、自らのアイデンティティである文化を大事にすることも実践してきました。
さらに、常に振り返りの中で、コミュニティを形成しているのは誰か?持っている資源を活用できているのか?どのように自給自足できるのか?、より良い栄養が取れているのか?と問うてみて、活動を改善していく姿勢が必要だと話しました。
その後、各グループの子ども達から積極的な質問があり、通訳者を通して良い交流ができました。子ども達からは、エクアドルに行ってみたい、国際協力に関心を持ったなどの感想が寄せられました。


2023年12月15日金曜日

ジョセリンが飯能に!17日の報告会にお出かけください

 


味の素ファンデーション助成事業    住民と共に開発する学校給食の持続可能な実践モデル

 2024年4月から始まるサネの『住民と共に開発する学校給食の持続可能な実践モデル』事業への味の素ファンデーションの助成が内定しました。この事業についてご紹介します。

背景:現在エクアドルは深刻な経済危機にあります。 先住⺠地域のBHN(人間の基本的ニーズ)の不足率は57%(INEC 2021) です。事業地域は伝統的農業地ではありますが、農業は衰退して行き、親は早朝から村の外で働いて現金収入を得ています。しかしその結果食の内容の貧困化につながるという皮肉な結果となっています。政府は中央集権的傾向を強めていて、手作り給食の廃止し栄養添加食品と乳飲料を朝食として配給。早朝から⻑い距離を歩いて登校している山間部の子どもたちはエネルギー不足、常に空腹を抱えています。5歳未満児の栄養不良率はオルメド 27%、カンガウア 37. 7% 市、国の平均を上回る 事業校2校の子どもの栄養不良率は1校で143人中35%、もう1校では81人中32%  (JICA事業の一環、2021)という結果が出ています。

事業の姿:目指す方向は持続可能な給食実施です。これは住民自身が支援がなくても給食実施ができるような力をつけることです。




このために下記のように、3つの成果が得られるように支援して行きます。

具体的な活動内容は次回お知らせします。




2023年12月11日月曜日

ジョセリン、アジア学院卒業おめでとう!

 12月8日、4月から栃木県にあるアジア学院で学んでいた元奨学生でJICA事業の現地スタッフだったジョセリン・コヤゴが9ヶ月の研修期間を終えて立派に卒業しました。


今年の研修生は13カ国から26人でした。その多様性には目を見張るものがあります。多くがアジアやアフリカからでしたが、ジョセリンが唯一南米から、そして中米ハイチからの研修生もいました。教務の大柳先生が研修期間に研修生達が何を学んだのかという報告(Training Report)をされましたが、全ての研修生が自国の気候や食事との違いに苦しんだり英語に苦労したりしたこと、それを乗り越えて今日があることを語られました。研修は41教科、326時間に及び、500時間を超える農業実習があったそうです。さらにキャンパス
以外では、10の県を訪問して26日間のス
テイ。バスでの移動は5000kmに及びました。
その上、朝の集い、精神的個人的な成長に関する個人面談、夏の個人プロジェクトへの取り組み、一人一人のプレゼンテーションなどなど、非常に多くのことに取り組みました。それは一言で言うならば、リーダーとしての自己変革のためのプログラムです。研修生達は、周辺地域に生きる人々の中でリーダーとなるために成長し、変革することを求められていて、アジア学院のプログラムはその必要性を満たすための知識、技術、経験を提供し
ているのです。
この過程で研修生達は最初の頃とは違った考え方をするようになりました。『あなたが必要としているものはあなたの周りにある』つまり外から持ってくるのではなく、そこにある資源を大事にして生かすこと。
目指すリーダーシップ像は、『リーダーが決断することではなく、人々が自分自身で決断できるように力をつけること(エンパワメント』。
杉田はこの報告を聞いて胸が熱くなりました。まさに、それはサネが34年間歩いてきて今必要だと思っている考え方だったからです。つい何日か前に来年の事業の話をジョセリンとしていて、持続可能な事業にするために何より大事なのは人々のエンパワメントで、外からの支援に頼らず自分たちが持っている(はずの)豊かな資源を使うことなんだと思うと話した時に、ジョセリンが熱く『その通り、エンパワメントが大事だ』とうなづいてくれたのです。研修の内容についてほとんど話し合ったことはなかったのにこうして同じ結論を持てたことに感謝でした。
ジョセリンは体の痛みに苦しんだ期間があったようで、みんなと一緒に研修できないことに悔し涙を流したこともあったそうです。病院に連れて行ってもらったりしたそうですが、原因ははっきりしなかったとのこと、今は元気になりましたが、本人からは聞いていなかったので驚きました(心配をかけたくないとサネに連絡はなかったのでした)。式の後に先生方にお話を伺って本当に涙、涙でした。

研修生の中で日本に派遣元の団体があるのはジョセリンだけです。そのおかげでジョセリンは途中で飯能に来て総会に出席したこともありましたが、卒業後もサネの会員や協力者の方々と交流する予定で、日本でアジア学院以外での経験も積むことができます。12月17日には報告会が予定されていますので、ご都合がつきましたらどうぞご一緒に。12月26日以降は東京へ移動し、年末年始は千葉で過ごします。

12月17日(日)  14時よりSDGs連続講座第4回 ジョセリンアジア学院報告会 
                         飯能市総合福祉センター 
                        17時より『暖らん』にて懇親会

12月19日(火)  エクアドル大使館、JICA東京訪問
12月20日(水)  にこにこハウスでランチ交流(予定)
12月21日〜23日  関西方面訪問 (大阪、京都、西宮)
12月25日(月) 飯能市長表敬訪問