SANEのコンサートは1月6日のブログにもあるように、設立前の1987年に起きたエクアドル大地震の時以来、毎年休むことなく続いてきました。SANEはまさに大地震をきっかけにできた会です。地震の時に日本にいたホセ・アルメイダ(ぺぺ)が、コンサートを行い、その時に得た寄付金で学校を建設することで、ふるさとへの思いをあらわし、それに多くの日本人が協力したことが、この会の設立へとつながっていきました。それが四半世紀25年も継続できてきたのは、ぺぺのふるさとへの思いに多くの日本人が自分の思いを重ね、この活動に意味を見出してきたからです。
25年目の年にこのテーマでコンサートを開催することで、改めてそのことを振り返りつつこれからの日本を考えていく機会を得たいと思います。
原発事故とその後の深刻な放射能の問題に、私たちはかつてなかったような社会不安に襲われ、問題の解決を模索して多様な人々が多様な取り組みをしてきました。それは飯能市の中でも同じでした。杉田はこうした取り組みをしている7名の方々にお願いしてエクアドルの子どもたちにメッセージを書いていただき、1年後の2012年3月に再びエクアドルに出張し、奨学生たちと文章を読み、
このことについて話し合いました。(詳しくは2012年のブログに掲載。写真は文章を読んで話合い、発表し合う奨学生たち。)
一方で、エクアドルには『自然の権利』を認めた素晴らしい憲法があります。そこには、一時的な人間の権利よりも、あとで人間に深刻な被害をもたらす可能性のある自然破壊に対する、自然の権利の方を優先するということが書かれています。私たちもこの憲法に学ばなくてはならないのではないかと考えます。
今回お迎えする木下尊惇さんとYaeさんが、長く福島の方々とつながり、福島に通っておられることは、私たちにとって大変印象に残ることでした。今回、このお二人を迎え、私たちと共通の思いを深めることができたらと願っています。
みなさま、どうぞコンサートにお出かけ下さい。そして心に残る音楽を通じたメッセージを共有ししていただけたらと願っています。
尚、チケットのご購入は、会へのメールや電話・FAXでお願いします。お待ちしています。
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