2019年9月1日日曜日

卒業生の言葉 〜大学受験の厳しさ


私の名前は、ヒセラ・クアマカスです。今年度、アスカズ ビ高等技術学校の会計コースを卒業予定です。卒業後は、 大学へ進学したいです。第一志望はキト中央大学で、次が イバラの北部技術大学です。最も好きな学科は、ホテル経 営学・観光学 (この分野が一番好きなのですが、私立大学にしか設置されてないので、選択肢から外しています) エコツーリズム、心理学、民法の4つです。一方で、私達は6月中旬に卒業試験(統一試験)を受けます。高校卒業と大学入学のための試験です。今年から、統一試験の点数 に加え、これまでの学校の成績も選考に使われます。ですから良い成績を取りたいと思っています。 今年一年、私は毎週土曜日に予備校に通っていました。高校では、模擬テストを受けています。大学入学はとても難しいことです。入学希望者が他県からも殺到するか らです。1000 点満点の内、入学資格の 900 点を取れなかった生徒たちを知ってい ます。中央大学の志望理由は、姉が入学しているからです。もし私も入学できたら、 姉と一緒に暮らすことができ、大きな節約になります。今はこれが切なる願いです。
*ヒセラもパドリーノ(文通相手が男性の場合はパドリーノと言います)の角田さんと良い交流を続けてきました。この文章にもあるように、大学に行きたければ統一試験で非常に良い成績を取ることが必須です。けれどもそれは高校に行って勉強をするだけでは達成されず、特別の知識や技術が必要になります。お金があれば生徒達は予備校に通いますが、ダーウィンの文章にも触れられていたように、経済的に困難を抱えている奨学生達の家庭にとってそれは大変厳しいことです。彼らにとって大学は入学するにもそして卒業するにも大変な挑戦となります。

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