2019年1月13日日曜日

2月から始まるJICAプロジェクト

色々な都合で遅れていたJICAプロジェクトはようやく2月から始まります。
このプロジェクトの概要をお知らせします。

事業名:
 エクアドル共和国ピチンチャ県カヤンベ市の学校菜園と学校給食の実施を通した子ども達の学校生活改善プロジェクト

事業の背景と必要性:
 エクアドル共和国の対象地を含む周辺地域での2016年の貧困率は52.6%に上っています。本事業の対象地であるピチンチャ県カヤンベ郡の2つの教区は、先住民率が高い地域であり人々の貧困状況は特に厳しいものがあります。標高の高い(3000m以上)遠隔地に点在する村が多く交通の便も悪く食生活も偏っています。子ども達は栄養不足、炭水化物や脂肪に偏った食事のために貧血が多いことが懸念されています。このような状況に対応するため政府は効率の良い栄養添加シリアルバーと乳飲料を配給するようになりまし。しかしこの時期の子どもは栄養必要量が大きいことや、子ども達の多くが朝食を摂らずに1時間以上歩いて登下校しており、子ども達が健康に生活するための栄養価としてはなお不足しています。保護者の栄養の知識や食への意識を育て、学校菜園への農作業参加、給食の調理、給食費を払う、食材の提供など、それぞれの地域にあった形での保護者の参加を促し、伝統作物や新鮮な葉物野菜などの食材による満足な栄養を摂取できる給食を安定して提供することで、子ども達が空腹を感じることなく健康な学校生活を送れるようになることは、子ども達はもとよりその家庭にとって切実なニーズとなっています。(写真は給食の準備をするお母さん)

プロジェクトの目標:
 対象校において学校菜園と学校給食の実施により、子ども達が栄養面でより健康的な学校生活を送れるようになる。

対象地域と対象者:
 カヤンベ市カンガウア地区およびオルメド地区の6村の小学校の、3歳から12歳までの子どもたち約800人。


目指す成果:
(1)  持続可能な学校給食の実施のための協議会が事業実施校6校において、また、委員会が各学校において組織され、教師や保護者が自主的に動くようになる。
(2)  子ども達の食の改善のために、対象校の学校菜園の実施とその収穫物の給食への使用が
促進される。
(3)  対象校の子ども達の栄養状態が改善される。
(4)  事業の成果を関係機関と共有することで、この事業の成果と課題を共有し、より広い地域での学校給食の定着に向けた動きが始まる。
                 (写真は学校菜園で仕事をする保護者と子ども達)

計画されている活動:
(1)  学校給食の実施とそれを目指したプロセスを定着させるための、6校合同の学校給食連絡協議会と各校での学校給食委員会の設置と定期的な開催
(2)  食への理解と学校給食実施を支えるための学校菜園の実施を目指した、保護者や教師等を対象にした農業、栄養をテーマにした講座の実施
(3)  子どもの栄養についての認識を高め、学校給食の質の改善を目指した、保護者を対象にした調理実習の実施や、給食の記録を支援する
(4) 報告会を行い、事業についての意見の交換と成果の共有をする

実施期間:2019年2月ー2022年1月

事業費概算額:約1千万円(3年間)

スタッフ:
【日本側】
プロジェクトマネジャー1名、経理、
現地指導者育成担当1名、国内経理
補佐1名、
短期専門家2名(農業、栄養)
【エクアドル側】
 現地業務補助員2名、現地調整員1名、
アドバイザー1名
(写真は給食を分けるお母さんと
受け取る子ども)



2 件のコメント:

  1. 2022年1月には、栄養満点の学校給食を食べて対象校の生徒の状態が良くなってますように☆
    学校菜園が豊作でありますように☆

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  2. 頑張りましょう。応援しています。

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