2018年2月20日火曜日

エクアドルより出張報告

SANEは、杉田優子を2月16日より3月4日までの予定でエクアドルにJICAの助成で出張させています。今回の出張は現在JICAに事業提案をしている『カヤンベにおける、学校菜園と学校給食を通した子どもたちの学校生活の改善』の計画をより良いものにして行くための調査が主たる目的です。
17日(土曜日)にはこちらのメンバーと、事業計画の確認、6校で行うアンケートとインタビューの内容作成などについて時間をかけて話し合いました。
18日は、カヤンベメンバーと一緒にキトに行き、キト支部のメンバーも含めて事業について共通認識を持つために話し合いました。
19日はJICAエクアドルのアンドレスさん、SOJAEメンバーと一緒に保健省を訪ね、これまでアンドレスさんがメールでやり取りをして来た保健省側のJICA事業窓口の方と直接お会いして事業について説明をしました。保健省でも事業の大切さを理解し、計画通りに開始できるように協力してくださるとのことでした。事業の内容に直接関わる保健省の担当の方と直接お会いできる意義深い機会となりました。
問題は昨年移民に関する法律が変わり、この影響を受けて外国NGOの活動についても法律の変更が必要となったために、昨年夏にはSANEのエクアドルへの登録ができるだろうと予定されていたのが、いまだに待機している状況だということです。この登録ができないとJICAでも事業開始の許可ができないので、事業が承認されても計画通りに始まるかどうか心配されています。
けれども保健省では、たとえ登録が間に合わなくても事業が始められる方法はないかと積極的な姿勢を示してくれました。他の国のNGOの活動もこのために支障が出ているそうです。早期の法律の整備が望まれています。
(写真は保健省にて。左から、JICAアンドレスさん、保健省の担当の3人、杉田、SOJAEアンドレア。他にSOJAEの内田氏、ヘルマン、バレリアが参加)

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