2016年3月16日水曜日

ピサンビージャの学校が洪水に見舞われ大変な状況です!

3月8日よりエクアドルに出張している杉田です。
カヤンベ地方では先週の水曜日の午後遅くから強い雨が降り始め、木曜日の夜明け頃まで続きましたが、ピサンビージャの学校の上方の水路が決壊、学校が洪水に見舞われ大変な事になっています。ピサンビージャはカヤンベから車で1時間ほどかかる遠隔地です。SANE・SOJAEが長く事業を行ってきた学校なので、早く状況を見に行きたいと、スタッフのヘルマンと話していました。途中の道が洪水のため通行不能となっていましたが、やっと昨日行ってきました。いつもの道は途中で寸断されており、やむなく引き返し、別の道からやっとたどり着きました。まだ土砂が道を遮り、大変危険でした。

学校では先生も生徒も一緒になって洪水で被害にあった教室の清掃や備品の片付けをしている最中でした。
右の写真で先生が示しているところ(下から約1m)まで水が来たのがわかります。
教室に置いてあったパソコンや印刷機はもう使い物になりそうもありません。教室に置いてあった教科書やノート、作品などもすべてが水につかり、使う事はできない状況です。さらに、古い土壁の調理室も浸水によってそのままにしておくと危険という事で、取り壊されていました。
寒い中にもかかわらず、生徒たちの中には素足で水仕事をしている子もいました。みんなが積極的に働いていましたが、いつになれば授業が再開できるのかは不明です。
社会包括省の人たちも視察に来ていましたが、今後の学校の復旧の見通しはついていないようでした。
SANE・SOJAEはこの学校で学校菜園と植林事業を行っています。左の写真は取り交わした事業の文書ファイルを校長先生が見せてくれているのですが、これも水につかってしまっています。
幸いな事に学校菜園の場所、植林の場所は洪水を逃れていました。一日も早く学校の活動を取り戻してほしいと願っています。

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