2017年7月19日水曜日

SANEの登録をエクアドル外務省に申請

SANEは今年度、JICA草の根技術協力への事業提案を予定しています。これまでの、SOJAEを通して事業を行って来たSANEの関わり方から一歩進んで、カヤンベの事業をSANEとしてより直接的に関わろうとしているのです。

今年度の総会でこの提案をしてから、会員を始め多くの方々に期待の言葉を頂いてきました。ご承知の通りSANEは28年間一貫して(無償)ボランティアを実践してきました。この状況が当面変わる訳ではないので、プロの仕事を求められるJICAの事業が私たちにできるのか不安もありますが、カヤンベで積み上げて来た14年間の学校菜園事業の経験を基盤にして、さらに多くの学校で学校菜園を実現し、子どもたちに美味しく栄養豊かな手作り給食を食べてもらえるように、今回の事業を計画しています。

この事業の実施のためには、SANEがエクアドルに関わる事業をする日本の市民組織としてエクアドル政府に認められる必要があります。エクアドルの外務省に登録をするために、今回は杉田が出張しました。上の写真は7月18日に外務省を訪ねたときのものです。左から杉田、外務省の担当者カロリナ・ゴンサレスさん、SOJAEの内田さん、ダーウィン・バスコネスさんです。この写真を撮って下さったのは、JICAエクアドルの現地担当者アンドレスさんで、写真に写っていないのが残念ですが、JICAエクアドルの協力も大変大きいものがあります。日本で書類を整えるためにも多くのメンバーの協力を頂きましたが、現地でもJICAにアドバイスを頂いたりSOJAEメンバーの協力も大きかったです。正式な提出までにはまだ少しかかりますが、あと一歩の所まで来ました。まさにこの事業の実現を心から願うSANEとSOJAEのチームの仕事だと感じています。

上の写真では少しわかりづらいですが、手前に置いてあるのは日本の伝統的な姫手まりです。今回の出張に際してSANE事務局のある飯能市の方から日本とエクアドルの架け橋になればと手作り品を頂きました。左写真の左が日本の、右がエクアドルの色をイメージして作られたそうです。カロリナさんにこれをお渡ししながら『日本では多くの方が応援して下さっています』と話すと、彼女も『SANEが初めての政府登録の日本のNGOとなることを願っています』と笑顔で応えてくれました。
(下の写真はカヤンベです。)

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