2015年9月28日月曜日

新奨学生を迎えました!                パドリーノ(文通相手)を募集します

エクアドルでは新年度が始まり、SANE/SOJAEも新しい奨学生の選考を進めています。今年の受け入れ可能な人数はキトとカヤンベを合わせて10名です。

<奨学生はどのように選ばれるのか>
学校のカウンセラーからSOJAEに、学業に意欲がありながら経済的な問題を抱えている子ども(中高校生)の紹介があります。もしくは本人の保護者がSOJAE事務所に訪ねてくるときもあります。
こうした候補者の中から、会議で選んでいきます。選ぶときの基準は次のようなことです。
 ①経済的な困窮の状況
 ②その子を保護し教育を受けさせるために努力をしている家族がいること
 ③本人に学ぶ意欲があり、学業成績が良いこと
最終的には家庭訪問をして本人と家族に会った結果を持ち寄って話し合って決定します。

現在キトでは選考が終わりました。候補としてあがった子たちの多くは悲惨と言えるほどの状況の子も多く、貧困の度合いがひどくなっていると感じるとメンバーは言っていました。

今回決まった子どもたちの簡単な紹介をします。
*各家庭の収入については、国家統計調査局の2015年7月の最低生活維持費が482.38ドル、基本生活維持費が668.57ドルを参照してください。

ホスエくん 15歳(高校1年生) :両親は離婚しているが協力して子どもを育てている。狭い家に母と兄と3人で暮らす。家庭の収入は月450ドル。

アビガイルさん14歳(中学2年生):母一人子一人。他からの支援はない。母は家政婦をしているが病気。家庭の収入は170ドル。

アナイさん14歳(中学2年生):母と弟妹、甥姪の8人暮らしで一番年長。彼女がこどもたちの面倒を見ている。母は路上で食べ物を売る。家庭の収入は月280ドル。

アンダーソンくん 15歳(高校1年生):両親、兄2人と暮らす。母は病気でもう長くないと言われている。精神的な支えを必要としている。家庭の収入400ドル。

アリアナさん 14歳(中学3年生):父と妹の3人家族。母は出て行って別に家庭を持っている。家庭の収入400ドル。

この子どもたちと文通を通して交流し、支えていただけませんか?

方法は、
SANEの会員になる⇒文通を希望する⇒新奨学生リストから希望の奨学生を選ぶ⇒奨学生部会で決定⇒文通開始

スペイン語を使う方は直接、翻訳希望の方は翻訳者(たくさんの方々がボランティアをやってくださっています。)を通して行います。毎月手紙が届くようになります。


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