2015年7月20日月曜日

SOJAE(SOlidaridad JAponesa Ecuatoriana para Educaciónソハエ:教育のための日本エクアドル連帯)の政府再登録決定

長い間の懸案であったSOJAEの再登録手続きが完了しました。
エクアドルでは、政権の交代によって社会組織への要求が厳しくなり、政府登録なしでは活動できなくなりました。SOJAEは元々登録されていた組織ではありましたが、新しい要件をクリアし、再登録をする必要がありました。。
けれども一方でなかなか制度が整わず政府の担当部署も何度も変わり、そのたびに書類の再提出が科せられ、また、審査にかかる時間も長くなるなど、大変な状況が続いていました。この間組織として存在はできても、外に向かって寄付の呼びかけをすることも、会場を借りることもできませんでした。これが日本SANEの経済状況の悪化による送金額の減額と重なり、現地での資金獲得活動の必要が出てきたにもかかわらず、なかなか思うように活動できない困難さを抱えてきました。
ようやく昨年後半から少しずつこの過程が実質的に進み、このたび正式に政府登録組織として認定されました。これも現地のたゆまぬ努力のおかげです。日本でも多くの方に支えていただき、本当にありがとうございました。
数少ない市民組織の一つとして、より良いエクアドル社会を創りだすためにSOJAEと共に頑張っていきたいと考えています。


現在SOJAEはSANEの支援によって、次の活動をしています。

1. 奨学生事業
 35人の経済的に困難を抱える中高校生への奨学金の授与と、教育支援(毎月の講座、日本のSANE会員との文通、個別の困難への支援など)

2. 学校菜園事業
 アンデスのアクセスが困難な地域の学校での学校菜園の授業に協力。地域の伝統農業の復活を目指すと共に、給食の食材としても活用。

3. 植林事業
 高地の強風、寒さ、水不足に応えられる、環境に適した木の植林を通して、地域の教育環境を整える。

引き続き、みなさまのご支援をよろしくお願いいたします。

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